しまつの部屋

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【テキスト】天ぷら超会議

兄弟というのは同じ親から生まれ、同じ環境で育つので、姿形はもちろん、考え方もある程度似てくるものなんだと思う。

 

もちろん社会に出て、実家でのスタンダードが実はそうでなかったと知ることも多く、考え方や行動を改めたりすることもあるだろう。

 

私の家庭は4人兄弟で、自分で言うのもなんだが、まぁそれなりに顔も似ているんだと思う。

喧嘩したこともあるが、兄弟間の仲は基本的に悪くない。

 

しかし、だ。

この4兄弟の中で何故か自分だけ価値観が違う部分がある。

 

 

 

 

 

 

 

それは

「カップ天ぷら蕎麦のかき揚げいつ乗せるか問題」

である。

 

 

そこそこ溜めたわりに死ぬほどどうしようもない話で申し訳ないが、このかき揚げを乗せるタイミングが私だけ違う。

 

私は「後乗せサクサク派」なのだが、他の兄弟は「先乗せトロトロ派」なのである。

「兄弟は」と申したが、わりと家族全員その節があるので、自分は少数派なのかもと不安になり、「俺は…天ぷらのサクサク感を楽しみたいだけなんだ…」と現実と理想の狭間で悩むような多感な思春期を過ごしていた。

 

この蓄積された負のエネルギーが世界を覆いそうになったころ、どっちの派閥も一定数いるということに気づき世界の平和は保たれたわけだが。

 

やはり私は天ぷらなどの揚げ物はそのサクサク感を楽しみたい。

揚げ物のよさってそこじゃないのか。

それはカップ天ぷらそばのかき揚げだって同じじゃないのか。

 

今でこそ「出汁に溶け出した油」の良さみたいなものもわかってきて、先乗せ派の感覚もわかるようになってきたが、当時としては上記の感覚が強く、天つゆの存在すら否定していた。

夕飯が天ぷらの時は私だけ塩で食べていた。

 

当時はトガッていた(?)が、私も丸くなったものだなぁ。

(揚げ物の食べ過ぎで体格が)