しまつの部屋

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【テキスト】彼の言葉

誰もが知っているであろう漫画『ドラえもん』。

そのレギュラーメンバーの一人に「ジャイアン」という男がいる。

 

本名「剛田武」。

その巨体、腕っ節の強さは「ジャイアン」というあだ名がついて然るべきだったとすら思わせる。

 

彼はよく友達のゲームや漫画を無理やりとったりするが、こうした自分勝手な思想は通称『ジャイアニズム』と呼ばれるし、映画ではその男気の強さが強調されるため、いざというときにカッコいいことを通称『ジャイアン映画版の法則』という。

彼は概念の名前の元にすらなっているのだ。

 

さて、そんな彼にはもう1つ特徴がある。

それは『音痴』だ。

 

本人は自分の歌声に自信があるようで、度々リサイタルなるものをひらき曲を披露しているのだが、他の者からした地獄の業火のごとく辛いらしい。

 

少々脱線するが、「なぜジャイアンは自分の歌声で苦しまないのか」というのび太の問いに対し、「当たり前だろ。フグが自分の毒で死ぬか?」というドラえもんの返しは最高にロックだと思っている。

 

話を戻すと、私が今回着目したい点は彼が歌う曲の歌詞である。

アニメ版こそ「お〜れ〜はジャイア〜ン♪」などといった歌詞が充てがわれているが、原作コミック内では基本的に「ボエ〜♪」としか言っていない。

 

 まぁこれに関して言えば、恐らくジャイアンの歌の酷さを表す比喩的表現だと捉えていたのだが、ここ最近そうではないのではと思うようになった。

 

ドラえもんの秘密道具に「コエカタマリン」というものがあるが、これは喋った言葉が具現化するというものだ。

例えば「ア」と喋るとアの形をしたブロック?が口から出てくる。

 

で、ジャイアンがこれを使って歌った時に、「ホゲー」という言葉がブロックになったのである。

つまりジャイアンのオリジナルナンバーの歌詞は「ホゲー」なのだ。

 

しかしこれは彼なりの表現なのかもしれない。

この曲のテーマは凡人たる私にはわからないが、安直な、陳腐な歌詞なんか使わねえぞと。この「ホゲー」には全てが詰まってるんだぞ、という彼なりのアンチテーゼなのかもしれない。

そういえばゴールデンボンバーが前に特典、ジャケット無しのシングルを出してたけどきっとそれに近いものなんだよ、きっと。

 

この「ホゲー」の意味を理解したとき、きっと私のJ-POPへの造詣が一段とふかくなるのだろう。

 

 

 

 

違うか。