しまつの部屋

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【テキスト】謎のジジイに会った話

筆者が大学生だった頃の話。

その日はサークルの仲間4人ほどで飲んでおり、お店から出た後喫煙者の先輩がタバコを買ってくるとのことで、自分も含め非喫煙者は駅周辺で待っていた。

 

するとどうだろう、なんと酔っ払いのジジイが声をかけてきたではないか。

 

結構前のことなので、なぜこのジジイが絡んできたのかはよく覚えていないし、どういうやりとりでそうなったかも覚えていないが、シワッシワの千円札を渡してくるという衝撃的なファーストインプレッションであった。

 

タバコを買って戻ってきた先輩も加わり数時間に渡って話したのだが、酔っているからか何なのか、全体的に話がまぁ意味不明なのである。

 

「昔脳をやっちまっててさ…」なんていう不謹慎ジジイブレイブストーリーを語ったかと思えば、「お前ら、やる気あんのかー!!」などと急に怒鳴りだす始末。

「めんどくさいジジイ」の概念そのものであった。

 

こちとらこの時点で終電を逃しているので勘弁してほしかったが、当時純朴な青年であった私は「ちゃんと聞かなければ殺されるかも…」などと怯えながらこのジジイの話を聞いていた。

 

上記したとおり結構前のことなので、先ほどのジジイブレイブストーリーのくだりも少し内容が違っている可能性があるのだが、このジジイに言われたことではっきり覚えていることがある。

 

何かのタイミングで「お前ら女とヤッてんのかー!!?」と怒鳴ってきたのだ。

 

「お前童貞なのかー!!?」と怒鳴ってこられ、当時童貞だったかつこのジジイにびびっていた私は「ひゃ、ひゃいっ」などと答えるのが精一杯であった。

 

ちなみに同じ質問を全員にしており、私以外にも童貞はいたが、面倒ごとを避けるため「ヤッてます。」と答えていたことは今でも覚えているからな。

 

最終的には何だかんだでそのジジイとは別れ、終電を逃した私は家が近いやつの家に泊めてもらったのであったが、あのジジイは一体何だったのだろうか。

 

「社会人になってからの童貞イジりは今の比じゃないゾ!」という警告を伝えるために現れた妖精だったのかもしれない。

 

ちなみに貰ったシワシワの千円は喫煙者の先輩が「タバコ代にしよ」っと言って貰っていった。