しまつの部屋

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【テキスト】それでも僕はやってない

私は痴漢冤罪が怖い。

 

いきなり何を言いだすんだと思われたかもしれないが、電車通勤している私のような者にとってはいつ起きてもおかしくない事態なわけで、そのせいで人生棒にふって臭いメシを食うなんて是が非でも避けたいわけだ。

 

だから私は通勤時など混雑している場合、なるべく女性の近くに行かないようにしたり、手を高い位置においたりしている。

まぁただ東京の朝満員電車なぞもはや密着の域を悠々自適に逸脱しており、『タカヤ -閃武学園激闘伝』の「当ててんのよ」状態に近いため、ある意味痴漢もクソもない気もするが。

どっちかというと帰りぐらいのあの中途半端に混んでる感じが一番怖い。

体が触れた時にぎりぎり不可抗力と言えないぐらいのあの感じ。

 

今まで疑いをかけられた経験もなければ、そういうのを間近で見た経験も一度もないのだが、なぜこれほどまでに怖がっているかといえば昔流行った『それでも僕はやってない』という映画の影響が大きい。

 

痴漢の疑いをかけられた主人公が法廷で自身の潔白を証明するため奮闘する、という物語で、実は私は見たことがないのだが、どうやらこの主人公は最終的には負けてしまうらしい。

 

当時の社会の先生がこの映画に引っ掛けて「冤罪はほぼ100%勝てない」という大変ありがたい情報を提供してくださり、この時から私の冤罪への強い恐怖心は芽生えた。

 

 気にしすぎなのかもしれないが、対策しておくことに関してはまぁ完全に無駄になるようなことはないだろう。

 

 だから私は今日も女性の近くには行かないし、手の位置は高くしている。

 

『タカヤ -閃武学園激闘伝』のごとく「ヨッシャアアァァ!」と言って散らないために。